わたし、双極性障害寛解しました(治りました)!

双極性障害10年闘病して寛解しましたアラフォーです。その中での気づきをシェアしようと思います。

リワークを利用する3つのメリットと最大のデメリット

リワークは精神疾患からの社会復帰をサポートする

リワークは、うつなどの精神疾患が原因で休職している人に対して、社会復帰に向けたリハビリテーションをするプログラムです。

医療機関や地域障害者職業センター(愛知県はこちら)で受けることができます。

リワークは主治医から紹介されることもありますし、病院内にポスターが貼ってあることもあります。

筆者自身、リワークを利用して感じたメリットとデメリットをお伝えします。

 

リワークの最大のメリットはサポーターを増やすこと

リワークの最大のメリットは、自身を支えてくれるサポーターを増やすことだったと思います。

担当のカウンセラー、リワークプログラムを通じて仲良くなった仲間は、リワーク中以上に社会復帰してからいてよかった、と実感できます。

休んでいることを伝えてもいい、事情を伝えてもいい、それを知っているから戻った後も同じ経験から話を聞いてくれることもある。

プログラム以上に、自分の病気を少しでも話せる、受け入れてくれる、そんなサポーターがいることで、立ち直れたことは何度もありました。

人によるかもしれませんが、リワークの最大のメリットは、病気の自分を支えてくれるサポーターをひとりでも増やせることです。

 

リワークのメリットは行く場所ができること

休職していると、何をしたらいいんだろう、と思う日がきます。

体が動くようになってきた。医者は図書館で一定時間過ごせというけれど。。

そんなときにリワークはちょうど良いのではないかと思います。

毎日決まった時間に行くことになるので、自分に行く場所ができる。

それだけで生活にメリハリがついて、社会復帰に目が自然と向くようになります。

 

リワークのメリットは職場へ復帰の意思を伝えらえれることもある

リワークのメリットは、職場へ復帰したいという意欲を伝えることにプラスに働きます。

「ただ療養していたのではなく、復職を前提として毎日リワークに通所し、プログラムを通じて人と共同作業をした」、と言われたら意欲を感じますよね?

さらには、職場との面談に同席してくれるリワークもあるので、自分では伝えづらいことや、会社側も詰まってしまう部分を上手にフォローしてくれることがあります。

リワークには職場への復帰の意思を伝えられるということ大きなメリットもあります。

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リワークのデメリットはプログラム内容が合わないこともあること

リワーク最大のデメリットは、プログラムそのものが合わず、うまく時間と気力を使えなかった場合だと思います。

プログラムは目的を持って決めないと、毎日時間を塗りつぶすだけで前へ進むことができなくもなってしまいます。

筆者の場合は、リワーク施設に見学の依頼をして(ほとんどの施設は見学ができます)、プログラムの相談をしました(見学についてはこちらに詳しく書きました)。

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どの程度のことができるのか、何をすることが必要なのか、内容を持ち帰って主治医や家族と相談して、受けることを決めました。

そのため、人の話を我慢して聞く(朝の会など)とか、ちょっと違った利用方法をしていたかもしれません。

それはそれで役にたちましたし、100%リワークに頼り切らなかったのがよかったと思ってもいます。

 

リワークは施設やプログラムがあっている(通えそう)ことが前提で、あくまで社会復帰のための方法のひとつにすぎません。

食事をきちんととる、などは自分の力ですし、会社との話は自分が乗り越える課題です。

リワークが全てを解決してくれるわけではない、この最大のデメリットを作り出すのは自分自身です。

これを前提にリワーク施設を探してみると、いいのではないかと思います。

 

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双極性障害が再発したときの対処法(2)

双極性障害が再発したかもしれない?!

前回の記事では、ストレスがたまり、体に症状がでて、うつ状態になり、会社を休んだことをお伝えしました。

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筆者が双極性障害の再発かもしれない状態から立ち直れたのは、次の3つの行動があったからです。

 

双極性障害が再発したかもしれないから休んで落ち着く

まずは、とにかく寝ることです。とにかく休む。

起きれるようになった時にまず考えたのは、今の状態を医師や心理士に伝えられるように整理することでした。

その整理をするなかで役に立ったのが、バイポーラー(双極性障害)ワークブック―気分の変動をコントロールする方法です。

この本の症状が出た時に自分でできることのところを、できる範囲でやりました。

それによって、状況の整理と今できる対処ができました。

 

双極性障害再発?!の焦りはサポーターへ連絡

次にとったのは、私の闘病サポーターへの連絡でした。

うつ状態だったので、一番怖いのは孤独感に襲われて前を向けないことでした。

なので、いつも支えてくれる家族や友人、リワーク仲間に連絡をして、ストレートに「どうしよう」と伝えました。

それだけでも孤独感は減りましたし、返ってきた言葉は暖かく、少なくとも今より後ろ向きになることはありませんでした。

 

双極性障害再発かもしれないと医師と心理士に相談

最後は、双極性障害が再発したかもしれないと、医師と心理士に相談することです。

どちらも予約の電話をし、足を運び、とかなりしんどかったのですが。

もうやるしかなかったのでやり、今できる対処を相談しました。

主に医師にはどういう状況か、薬はどうするかを相談。

心理士には行動面でできる対処を相談し、いくつかの提案をしてもらいました。

 

双極性障害再発?!のまとめ

双極性障害が再発したかもしれないというときは、動けるようになるまで休み、得られるサポートを得て、専門家へ相談する。

そして、得られたアドバイスをまずは守ってみる。

同じ状況は絶対に永遠に続きません。

必ず、変化はきます。その時に良い変化に持っていける足がかりを作ることが重要です。

 

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双極性障害が再発したときの対処法(1)

双極性障害が再発したかもしれないと思った日

筆者は双極性障害を11年闘病ののち、寛解し、普通に働き生活しています。

それが先日、突如これは双極性障害のうつ症状?!再発したのかもしれない?!

ということがあり、そこを乗り切ったので、双極性障害やうつが再発したかもしれないときの対処法についておしらせします。

 

双極性障害が再発?!きっかけは体の不調

双極性障害が再発したかもしれないと感じたのは、うつの症状でした。

まず、心配することがあれこれ尽きない、細かな用事、仕事の要求、なんだかストレスフルな日々を過ごす中で、胃の調子が悪くなっていました。

そこでいつもなら行く鍼治療に行かず、土日を家でゆっくり休んだところ、夕食が食べれなくなり、胃に鋭い痛みが走りました。

 

双極性障害のうつが再発?!対処法はまず休む

その翌日、体が鉛のように重くなり起きられない。

ああ、うつだ、と諦め会社に体調不良と連絡を入れました。

そこからはもう休むしかないと思って、ひたすら寝ました。

何もせずに、体が休みたいと訴えていたら休む。

ただし、その時はもうだめかもしれない、また休職かもしれないと諦めの気持ちでいっぱいでした。

とはいえ、その一方で、心理士と医者に連絡をしなければと考えていた自分もいました。

 

双極性障害が再発した時の具体的な対処は(2)で

今回は、双極性障害が再発したかもしれない?!というきっかけと、初動の対策、

まず会社に連絡をいれてひたすら寝る、をお伝えしました。

具体的にとった行動は他にもあるので、続編としてご紹介したいと思います。

 

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双極性障害、治るまでに役に立った本(2)

双極性障害が治る(寛解)するまでに役に立った本

前回のつづきです。

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双極性障害を筆者は寛解しました。

それまでにはとんでもなく遠回りをしたり、辛いこともあったので、同じような境遇の人にそうあってほしくない!

自分の経験がだれかのためになればいい、とこのブログをはじめました。

双極性障害について検索いただくことが多く、今回は治るまでに役に立った本をお伝えしようと思います。

 

双極性障害が治るまでのおすすめ本「メリットの法則」

まずは、「メリットの法則」

リワークで出会った心理士の方に教えていただいた本です。

どういう結果を得たいから、自分はどう行動するか、というような行動分析の第一人者が書いたコアな本です。

何が良いかというと、双極性障害の波にのまれているときは問題を起こしがちです。

そこで、こういう結果は起こしたくない、じゃあどうなりたい?

と立ち止まって行動を修正することで、波があっても社会生活が成り立つ、人間関係が壊れることを防ぐことができると感じています。

 

双極性障害が治るまでのおすすめ本「ウツぬけ」

次にご紹介したいのは、うつヌケです。

頭が回っていないときにもライトに読むことができます。

メンタルヘルス経験者それぞれの「うつヌケ」ポイントがあるわけですが、それがヒントにもなります。

なにより、悩んで治った人がいるんだ=自分にも可能性は絶対にある!

そう思える方向へ頭を切り替えるのに役にたちました。

 

書籍は治療の要「情報力」と「対処力」を協力にサポートしてくれます。

どちらも手元に置いて絶対に後悔のない本なので、ぜひ一読をおすすめします。

 

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雨の日にうつっぽく気分が落ち込んだときの対処方法

うつ?雨の日に気分が落ち込むことは多い

雨や曇りになると、気分が落ち込んでしまう人も多いのではないでしょうか。

理由もなく、何かあったわけでもなく、なぜか少し落ち込んでしまう。

筆者の場合は、雨で確実に気分が落ち込んでしまうことが多いです。

もう何もしたくない、下手するとお布団から出ません笑

そこで、雨の日のうつのような落ち込みの対処について実践している方法をご紹介したいと思います。

 

雨の日うつ用の薬をあらかじめ病院で処方してもらう

筆者の場合は、雨でうつっぽくなるとわかっているので、あらかじめ主治医に頼んで、頓服薬を出してもらっています。

これがあるとないとでは大違いで、精神論ではなく、実際に布団からでて着替えて動く、という行動がとれるようになりました。

 

雨でうつっぽく気分が落ち込むか予測してACTをする

雨で落ち込むという公式ができているので、必ず天気予報を確認して、一週間のなんとなくの「メンタルスケジュール」を立てておきます。

「月曜は雨、日曜の夜には頓服を飲んでおこう。

火曜には晴れる、月曜が山!」

バカみたいですが、これが思いの外効果がありました。

起こりうることを知っておく、手を打てるというのは余計なストレスや症状を抱えないためにとても重要なのです。

その上で、気持ちが雨の気分にまきこまれてうつっぽくなり始めたら、ACTの脱フュージョン(気持ちに取り込まれている状態から抜ける)を試します。

この方法を使うようになってから、かなり筆者の雨うつ症状は軽くなりました。

 

ACTはこちらの本を見て実践しています。ACTを専門に学んだ心理士から紹介してもらった本で、部分的にも一人でも実践できます。

 

 

 

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双極性障害、治るまでに役に立った本(1)

双極性障害が治る(寛解)するまでに役に立った本

双極性障害を筆者は寛解しました。

それまでにはとんでもなく遠回りをしたり、辛いこともあったので、同じような境遇の人にそうあってほしくない!

自分の経験がだれかのためになればいい、とこのブログをはじめました。

双極性障害について検索いただくことが多く、今回は治るまでに役に立った本をお伝えしようと思います。

 

双極性障害が治るまでのおすすめ本「バイポーラーワークブック」

最初にご紹介したいのは、バイポーラー(双極性障害)ワークブック―気分の変動をコントロールする方法です。 

リワークで見つけた本でしたが、他の本に比べて具体的な双極性障害についての対策を自分で立てるヒントになりました。

人それぞれ症状が違うので、自分である程度症状を把握しなければならないのが、双極性障害だと思います。

漠然と症状を書き出すよりも、プロが作った枠組みの中で整理することで、主治医にも自分の症状を伝えやすく、やっかいな双極性障害の治療の助けになります。

この本は今でも手元に置いてあります。

 

双極性障害が治るまでのおすすめ本「ACTを学ぶ」

 

次にご紹介したいのは、ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)をまなぶ セラピストのための機能的な臨床スキル・トレーニング・マニュアルです。

これはACT(アクセプタンスアンドコミットメントセラピー)という認知行動療法の本。

自分でも読んで部分部分で取り入れることができます。

よかったところは、何かに取り込まれて身動きが取れない、自分の意志とは違った方へ向かう双極性障害の波から抜けれるようになったことです。

これは主治医も欲しい本だったらしく、読んでいると言ったらメモしていました。

 

書籍は治療の要「情報力」と「対処力」を協力にサポートしてくれます。

どちらも手元に置いて絶対に後悔のない本なので、ぜひ一読をおすすめします。

 

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時間がない、余裕がない人を脱却する

時間がない、余裕がないと人はイライラする

時間がない、余裕がない状態では人はものすごくイライラします。

そのイライラが、さらなるイライラをよび、時間がない、余裕がないというサイクルをどんどん加速させていきます。

そうなってくると、メンタル面の不調にもつながってしまいます。

筆者自身、時間がない、余裕がないと嘆いていた時期が長いのですが、最近はそこを抜けた間があります。

その理由について少しお話します。

 

時間がなくてイライラする人の原因は自分自身

まず、時間がないとイライラするのは自分に原因がある、ということは自分でなんとかできる要素が多いということです。

LINEの着信に焦りを感じてイライラすることがあると思いますが、返事を必ずタイムリーに書かなくても問題はないはずです。

常にスマホをいじって時間をなくしてイライラする理由はあるのでしょうか。

筆者は毎日お弁当を作るのをやめて、一週間同じものを食べても苦痛でない性格から、土曜にまとめておにぎりとおかず1品を作って冷凍弁当にしています。

 

時間を節約できなくてイライラする人なら対処法を考える

例えば、通勤電車や移動の電車は時間の削りようがない。でも利用しなければならないならイライラ対策をお勧めします。

たとえば、電車が混んでいてイライラするなら五感の何かを遮ることをおすすめします。

視界を遮る本を用意したり、聴覚を遮るイヤホンなどです。

 

つまり、時間がないイライラというものは、削れるか削れないかの2パターンしかないということです。

そしてどちらも、自分の対処一つで時間がなくてイライラすることを、かなり減らすことができ、気持ちに余裕がうまれます。

時間がないという余裕がない人からの脱却、目指しませんか?

 

 

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