双極性障害からの立ち直り(3)治療方針を変えてからの立ち直り
双極性障害から立ち直る
前々回から2度にわたって双極性障害から立ち直ることについての記事をアップしています。立ち直りポイントは二つ。1つは誤診、2つ目は治療方針を変えてからの立ち直りです。
workwithpsychosis-nagoya.hatenablog.com
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双極性障害の診断に変わったら治療方針を変える
こちらについては前回の誤診の記事を参照いただければわかるのですが、
診断が変わると一気に治療方針が変わります。
具体的には
・飲む薬が変更となる
・「躁鬱の波」の概念が登場する
双極性障害に治療を変えて効果はあるのか
体験からですが、診断がついたことで対応できることが増えた、という部分はあります。
ただ、すぐに抱えている症状や問題、すべてが解決するということはないと思います。
理由としては
・本当に双極性障害という診断であっているのか正解がわからない
・薬の効果を確かめるのには時間がかかる
つまり、「立ち直る」までには時間がある程度かかるのです。
筆者の場合は、運よく治療があっていたせいか数カ月かかりました。
ある意味双極性障害の治療はトライアンドエラー
何事もそうかもしれませんが、トライアンドエラーでやっていくしかないということだと思います。
その中で考えなければならないのは以下の2点です。
・「治療者(主治医)」でなく「自分」が考えてどの程度のリスクを引き受けられるのか
(リスクというのは、薬の副作用や社会生活を休んで治療する場合は失う時間です)
・「最悪のシナリオ」だった場合にどうするかを自分で考えたうえで動く
(例えば、失業を最悪とした場合、生活が成り立つ条件は何かを考える)
トライアンドエラーは、リスクありきです。
それでも、やる価値はあると思います。
よくなりたいという思いが、行動に結び付くと回復が早いのではないでしょうか。
双極性障害のおすすめの本です。
双極性障害はなにかを知らないことには始まりません。
案外主治医は言葉足らずだったりもするので、同じ土俵で話をするためにも、簡単にまとまった本をまずは一冊読むことをお勧めします。